ばんとく(絆徳)経営のすゝめ| 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?

ばんとく(絆徳)経営のすゝめ書籍

「ばんとく絆徳)経営」とは、「理念・社会性と、経済合理性を矛盾なく両立する経営」を指す言葉です。

SNS時代の到来、コロナ禍の影響によるオンライン化、急速に進行する円安とインフレなど、ここ数年で企業を取り巻く市場は大きく変化しています。

「今までのやり方が通用しなくなってきた」
「どうしたら売上が増やせるのかわからない」
と感じている経営者の方も多いのではないでしょうか。

実は、そういった方にこそ必要なのが「ばんとく(絆徳)経営」の考え方です。

この記事では、これからの経営に必要なばんとく(絆徳)経営の概要と、なぜ必要になるのかの理由、あなたの会社でばんとく(絆徳)経営を実現する方法について解説します。

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ばんとく(絆徳)経営とは

「ばんとく(絆徳)経営」とは、「理念・社会性と、経済合理性を矛盾なく両立する経営」という意味で、ラーニングエッジ株式会社代表の清水康一朗が提唱した言葉です。

ばんとく(絆徳)経営の概念を図で表すと、以下のようになります。

ばんとく経営を含めた4種類の経営を2×2のマトリックスで表現した図

世の中にある多くの会社は、「理念を持たず、利益も多くない」という、図の左下の状態です。

立派な理念を大切にしていても利益が出ていなければ会社が存続することはできませんし、経済合理性を追求して利益が増えていても理念を持たない会社はやはり長く愛される会社にはなれません。

理念・社会性と、経済合理性は、相反するものと考える方も多いかもしれませんが、実はこの2つは両立が可能です。

そして、実際に長期にわたって利益を出し続けている会社というのは、理念・社会性と経済合理性を両立し、図の右上にあたる「ばんとく(絆徳)経営」を実現しています。

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ばんとく(絆徳)とは

ばんとく(絆徳)経営の根底にある「ばんとく(絆徳)」とは、道徳的な行いによって「絆」を創ることです。

別な言い方をすると「あなたが相手に良いことをするので、ずっと一緒にいられる関係性」のことを「ばんとく(絆徳)」と呼びます。

  • お客様に良いことをすることで、リピートしてくれて関係性が続く
  • 取引先に良いことすることで、取引が継続する
  • 奥さんに良いことをすることで、ずっと良い関係でいられる
  • 社員に良いことをすることで、いつまでも頑張ってくれる関係性になれる

道徳的な行いで「絆」を創る人間関係の構築が重要といった思想がばんとく(絆徳)です。

ばんとく(絆徳)哲学は鮎川義介が始まり

鮎川義介の写真
引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ばんとく(絆徳)哲学という概念は、鮎川義介(あゆかわ よしすけ)がきっかけで始まっています。

鮎川義介とは

鮎川義介とは、日本の昭和前期の実業家です。

日産コンツェルン創始者でもあり「日本産業の父」とも呼ばれています。

日産自動車や日立製作所、日立金属、日本テレビ、日本水産、日本ビクターなど、現代まで続く数々の巨大企業の立ち上げにかかわり、日本の産業の土台を作り上げた人物です。

一万社を超える大企業グループを生み出し、没後50年以上がたった今でも鮎川氏がまいた種は日本を支え続けています。

それだけの功績を残しているにも関わらず、鮎川氏は「お金も要らない、名誉も要らない」と言って自分の個人的資産を周りに渡してしまい、社名に自分の名前を残すこともしませんでした。

そのため、多大な功績に対して知名度は決して高くないのが実情です。

鮎川経営哲学について

現代の経営では、対立や“自分さえ良ければいい”というピラミッド型の組織を創ってしまっている企業が多くあります。

多くの企業が、上の立場や能力がある人だけ豊かになっていく経営を行ってしまっています。

アメリカにおいては、日本よりも物価が高いにも関わらず平均年収よりもはるかに少ない収入しか得られない人が多くいます。

また、医療に関しても全員が保険に入れない状況です。

このようなピラミッド型の「貧困層」の人々は、

  • 子供を塾に行かせてあげられない
  • 風邪をひいて病院に行くだけで、5〜10万円もかかってしまう
  • 救急車を呼ぶと15万〜20万もかかる
  • 学校に行かせてあげられない

など、「物価ばかり高くて、収入が少ない」状態になってしまい生活が厳しい状況です。

世の中では、多くの人が下の「貧困層」で、一部の資産家だけが上の「富裕層」になるといったピラミッド型の社会構造ができてしまっています。

ピラミッド型(格差社会)ではなく「ダイヤモンド型」

鮎川経営哲学はピラミッド型ではなく「ダイヤモンド型」の組織を創っていくことが重要という哲学です。

世の中を良くしていくためには「中間層」を創っていくことが最も重要であるということです。

鮎川経営哲学による丸ダイヤ型社会の図

ここでいう「中間層」とは、豊かで幸せな“普通の人”たちのこと。

社会を救っていくためには、「貧困層」を「中間層」にするために教育していくことが大切なのです。

会社は、できない人を見捨てるのではなく、

  • できない人をできるように教育していくこと
  • できない人が生まれないような会社にしていくこと

このように、「貧困層」を「中間層」にしていく学校のような取り組み(=教育)をしていくことが、会社貢献や日本全体をよくするという考えが鮎川経営哲学です。

なぜばんとく(絆徳)経営が必要なのか

ばんとく(絆徳)経営は、決して単なるきれいごとではなく、会社の売上を増やして成長させるために大切な考え方です。

むしろ、ばんとく(絆徳)経営が実現できない企業は、利益を出すことができない社会になってきています。

なぜなら、現代の消費者は「SDGs(持続可能な開発目標)」を無意識に考えて買い物をしているからです。

例えば車を買うときに環境負荷の少ないエコカーを選んだり、就職するときに働きがいのある職場づくりやジェンダー平等に取り組んでいない企業を避けたりと、人や環境にとって「よいこと」をしている企業かどうかは重要な判断材料となっています。

だからこそ、「相手にとって”よいこと”をする」ばんとく(絆徳)経営を実現している企業ほど、大きな利益を上げることができるようになります。

「三方よし」を実現できる

三方よしとは、「買い手よし」「売り手よし」「世間よし」という経営思想です。

  • 価値ある商品・サービスを提供することで、お客さま(=買い手)が満たされる
  • 多くのお客さまに買っていただくことで、企業(=売り手)の利益が増える
  • 会社が発展することで社員をたくさん雇用することができ、社会(=世間)に貢献できる

「相手にとって”よいこと”をする」ばんとく(絆徳)経営によって、「三方よし」を実現することができます。

ばんとく(絆徳)経営のすゝめ

なぜ、人や社会に「よいこと」をする会社だけが伸びるのか?持続可能な経営をするためには、何をしたらいいのか?

その秘訣を、書籍『絆徳経営のすゝめ』に詰め込みました。

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ばんとく(絆徳)経営についてより詳しく知りたい方は、ぜひこちらで書籍を手に入れてください。

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  • 序章 「きれいごと」が経済合理性を生む時代になった
  • 第1章 これからの最強の資産は「絆」である
  • 第2章 絆徳経営でピラミッド型から「丸ダイヤ型」を目指しなさい
  • 第3章 分断を生み出す「7つの罠」とは?
  • 第4章 絆がどんどん強くなる「5Kマーケティング」
  • 第5章 社員との絆が勝手に強くなる「絆徳の人事」
  • 第6章 世界と絆を結べば、いつまでも幸せになる
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