ビジネススクール(経営スクール)は経営学を専門に教える教育機関です。
経営スクールは、経営戦略やマーケティングを学びたい経営者だけでなく、転職やキャリアアップのための知識を身に着けたい会社員にとっても役立つ知識を学ぶことができます。
受講の目的に合った経営スクールを選ぶことで、効率的に知識・スキルを磨くことが可能です。
この記事では、経営スクールの選び方と、おすすめの経営スクールを紹介します。
ビジネススクール(経営スクール)とはどういうもの?
ビジネススクールは経営スクールとも呼ばれ、経営学を専門に教える講座や学校のことです。
経営スクール(ビジネススクール)には短期間で実践的な内容を学習するビジネス講座を主体にしたものと、MBA取得を目的とした大学の一般向けコースの2種類があります。
1. 講座型の経営スクール
講座型の経営スクールは1日で特定のテーマを専門的に学べるものもあり、働きながらでも受講しやすいのが特徴です。
セミナー会場に行って受講する会場型の講座や、オンラインのライブ配信を視聴する方法、動画コンテンツで学ぶ方法の3種類から学習方法が選べる講座が多いため、都合に合わせて学びやすいことがメリットです。
2. MBA取得を目指す経営スクール
MBA取得を目指す経営スクールは高いスキルを持ったリーダーの育成が目的の講座で、アカデミックに経営学が学べます。
主にオンライン型とキャンパスへの通学型の2種類で、中には数年間学ぶ必要があるコースもあります。
社会人のために平日の夜間や休日に開講するプログラムが用意されています。
経営スクールで何を学ぶのか
経営スクールでは、経営学を中心に会社のリーダーとして必要なヒューマンスキルも身につけられます。
経営 | ・組織行動 ・人材マネジメント ・経営戦略 ・会計/財務 ・マーケティング ・データ分析 ・情報システム関連 |
ヒューマンスキル | ・論理的思考力 ・リーダーシップ ・自己啓発 ・コミュニケーション ・ネゴシエーション ・プレゼンテーション ・コーチング |
経営スクールによっては現役の企業経営者だけでなく、初心者でも受講できる内容や、スタートアップ経営者や起業家の育成に力を入れているプログラムも提供されています。
近年、経営者に必要なスキルとして注目を集めている「ヒューマンスキル」については、以下の関連記事も併せてご覧ください。
ヒューマンスキルとは?ビジネスパーソン全員が身につけるべき必須のスキル経営スクールの選び方6つのポイント
経営スクールの選び方には6つのポイントがあります。
- 受講の目的
- 受講期間
- 受講形式
- カリキュラムの内容
- 無料トライアルの有無
- 口コミの評価
経営スクールは各講座ごとに内容が異なっているため、条件などをしっかりと吟味して選びましょう。
1. 受講の目的
自分の目的に合った内容を学べるかどうかを確認しましょう。
経営スクールを受講する主な目的としては以下の2つがあります。
- 経営者として会社の売上をアップさせる方法を学ぶ
- 将来の転職やキャリアアップに役立つ強みを手に入れる
経営者であれば、何よりも大切なのは「実際に成果に繋がるかどうか」です。
加えて、なるべく短期間で成果が出る方がいいでしょう。
成果を上げることを目的とするなら、マーケティングや営業のスキルを短期間で実践的に学べる経営スクールがおすすめです。
将来の転職やキャリアアップを見据えている方は、MBAを取得すれば今後のアピールポイントとすることができるようになります。
MBAの取得は非常に難易度が高いので、長期間かけてMBA取得のための専門知識を学べる経営スクールがおすすめです。
経営者として成果を上げることとキャリアアップのためにMBAを取得することは切り分けて考え、自分の目的に合った経営スクールを選びましょう。
2. 受講期間
受講期間は1日〜数年と大きな幅があります。
MBAを取得するなら年単位で受講しなければなりませんが、特定の実務を学ぶのであれば短期間の受講で済みます。
現役の経営者や会社員は仕事を調整しながら受講することになるため、仕事に支障が出にくい期間で設定されている経営スクールがおすすめです。
3. 受講形式
主な受講形式は4種類です。
- 通学・会場参加
- オンラインセミナー
- 動画コンテンツ
- マンツーマン
通学や会場参加は、会場までの往復交通費や時間がかかりますが、同じ目的を持つ受講生と一緒に学べるためモチベーション高く受講しやすいです。
人脈も広がり今後の仕事に役立つ可能性があります。
オンラインセミナーはセミナーのライブ配信を視聴する形式で、決まった時間の拘束はありますが、どこでも受講できるのがメリットです。
オンライン交流会が用意されていれば、人脈を広げられます。
動画コンテンツはいつでもどこでも視聴できますが、受講生との交流がありません。
自分のモチベーションを保つことが難しいこともあるため、マインド面に注意が必要です。
マンツーマンは講師と1対1で学べます。
高額ではありますが、他の受講生を気にすることなく質問したり、自分のレベルに合わせて指導してもらったりできます。
4. カリキュラムの内容
経営スクールごとにカリキュラムや講座内容が異なり、各スクールの強みを活かした内容になっています。
自分の学びたい内容がカリキュラムや講座に含まれているのか、事前に確認が必要です。
また、講義だけの授業とディスカッションやワークを含む受講生参加型の2種類の授業形式があります。
より実践的にスキルを学べるのは受講生参加型です。
どのように学びたいかも合わせて明確にしておくと選びやすいです。
5. 無料トライアルの有無
受講したい経営スクールに無料トライアルがあれば、必ず参加しましょう。
特に受講期間が長くて高額な経営スクールは、余計なリスクを負わずに申し込みたいものです。
ホームページには記載されていない講師の教え方や自分との相性がわかります。
6. 口コミの評価
口コミは受講生の生の声を知ることができるため参考にできます。
ホームページに書かれている口コミはたいてい高評価のものばかりのため、SNSやGoogleビジネスプロフィールなどに投稿されている口コミを確認することがおすすめです。
低評価の口コミを読み、短所やデメリットが許容範囲かどうかや、口コミへの返信が丁寧かなどを確認しておきましょう。
おすすめの経営スクール7選
おすすめの経営スクールを7種類紹介します。
- 絆徳の経営スクール(MBS)
- 日経ビジネススクール
- Schoo
- ビジネス・ブレークスルー大学(BBT)
- やさしいビジネススクール
- GLOBIS学び放題
- ユアユニ(UR-U)
どの経営スクールも実践的なスキルが身につきますが強みなどが異なるため、選ぶ基準を決めておきましょう。
1. 絆徳の経営スクール(MBS)
絆徳の経営スクール(MBSシリーズ)は、ラーニングエッジ株式会社が開催するマーケティング講座です。
お客さまや社員に「よいこと」、つまり価値を届けることで、会社が成長し続ける「絆徳(ばんとく)」の考え方をベースに、世の中の変化にも負けない本質的なマーケティングをお伝えしています。
集客や売上の最大化にはじまり、さらにステップアップしていきたい経営者の方に向けて、リーダーシップやマネジメントに関する講座も用意されており、事業成長に不可欠なポイントを一貫して学ぶことが可能です。
2024年7月時点でGoogleの口コミ1,332件、☆4.9という非常に高い評価をいただくことができており、多くの参加者にご満足いただけております。
リアル会場とオンラインのハイブリッド開催となっており、他の経営者と実際に顔を合わせて学びたい方は会場で、時間や場所に縛られず気軽に参加したい方はオンラインでと選んで受講することができるのが魅力です。
3時間の無料体験セミナーも開催されていますので、自分に合うかどうかを事前に確認することができます。
2. 日経ビジネススクール
日経ビジネススクールは、日本経済新聞社グループが運営している人材育成のための講座です。
経営戦略やマーケティング、イノベーション、ファイナンスなどの幅広いビジネス分野をカバーする講座を提供しています。
MBAコースを持つ京都大学経営管理大学院や、名古屋商科大学ビジネススクールとの提携講座が提供されているのも魅力です。
動画コンテンツで学ぶ日経ビジネススクールオンデマンドもあるため、セミナーに参加できない人でも学習できる環境が揃っています。
3. Schoo
Schoo(スクー)は、社会人向けのオンライン学習サービスです。
授業は双方向ライブコミュニティで、リアルタイムで講師と受講生がコミュニケーションを取りながら授業が進みます。
ビジネススキルやデジタルリテラシー、デザイン、プログラミングなどの幅広いカテゴリの講座が用意されているため、自分に必要な講座を選んで受講が可能です。
無料でライブ授業に参加できる「オープン会員」と、月額980円(税込)で8,500本の録画授業が見放題の「プレミアム会員」があります。
4. ビジネス・ブレークスルー大学(BBT)
ビジネス・ブレークスルー大学は、文部科学省認可のオンライン大学です。
新しい経営・ビジネス分野を「グローバルに創り出す/プロデュースする」人材の育成を目的としているため、IT力・英語力・コミュニケーション力に大きな比重が置かれています。
100%オンラインで授業を受けられますが、オンラインキャンパス(AirCampus)での交流やリアルイベントがあるため、受講生に孤独感を覚えさせません。
学習進捗サポーターが設置され、学習が不活発になった受講生のメンターとしてサポートしているため、学習途中のモチベーション低下にも対応しています。
5. やさしいビジネススクール
やさしいビジネススクールは、現役の大学教授や研究者、実務家が講義を行うオンラインのビジネススクールです。
双方向のライブ講義とオンデマンド講義があり、好きなときに好きな科目を学べる自由度の高いシステムを採用しています。
経営戦略や統計学、イノベーション・マネジメント、会計などの様々な科目があり、1科目のみの履修も可能です。
2週間のお試し入会期間があるため、授業の雰囲気などを知ったうえで入会ができます。
6. GLOBIS学び放題
GLOBIS学び放題は、ビジネスパーソン向けの定額制動画学習サービスです。
ビジネスに必要な知識を幅広くカバーしており、論理的思考力やマーケティング、会計・財務、組織・リーダーシップなど、14種類のカテゴリのコンテンツがあります。
グロービス経営大学院の教員や著名な経営者、実務家講師などが監修・制作しており、質の高い学習が期待できます。
10分以内に学べるコンテンツも用意されているため、スキマ時間を使った学習も可能です。
7. ユアユニ(UR-U)
ユアユニでは、ビジネススキルを「攻めるスキル」と「守るスキル」の2種類に区分しています。
攻めるスキルはマーケティングやセールススキルなどで、守るスキルは財務や会計などのスキルです。
「おばあちゃんでもわかる」や「3分に1回笑いを!」をコンセプトにしており、初心者でも理解しやすいコンテンツが作られています。
最大14日間の無料体験入学が可能で、動画コンテンツの一部を視聴できます。
経営スクールを活用して働きながら実践スキルを身につけよう
この記事では、経営スクールの選ぶポイントやおすすめの経営スクールを紹介しました。
経営スクールで実践的なスキルを学ぶことで、社会人の学び直しやセルフブランディングに役立ちます。
会社員でも受講しやすいカリキュラムや動画コンテンツが用意されているので、今後のキャリアアップや転職を考えている方は、受講を検討してはいかがでしょうか。
「絆徳(ばんとく)の経営スクール(MBS)」は、中小企業経営者に必要なマーケティングの知識や考え方などが体系的に学べるセミナーです。
「絆徳(ばんとく)」とは「あなたがよいことをするので、ずっと一緒にいられる関係性」という意味です。
自らが顧客にとって「よいこと」をすれば、顧客は自社のファンになってくれるでしょう。
そして自社の売上が上がります。
自社の利益だけを追及するのではなく、社会性・理念と経済合理性を矛盾なく両立させることが絆徳経営です。
セミナーでは実際に自社ビジネスに活用できる実践的スキルや、マーケティングによってビジネスを拡大した成功事例を学べます。
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