インスタ集客は低コストで認知度の向上やユーザーのファン化を促進できます。
インスタグラムでは交流が重視されており、集客に必要な教育や購入や予約などのアクションを促せます。
定期的な投稿と一貫したブランドイメージの維持が、長期的な成果に繋がるでしょう。
インスタグラムの特性を理解した戦略を立てることで、効果的な集客が可能です。
インスタ集客が難しいと悩んでいる中小企業でも正しく運用すれば、集客できるためぜひ参考にしてください。
インスタグラム集客の特徴と他のSNSとの相違点
総務省の調査によると、インスタグラムの利用率はLINEに次ぐ50.1%です。
特に10代〜30代の女性の利用者が多いです。
以前は加工しておしゃれさを出すインスタ映えが流行していましたが、現在は日常の一コマを切り取った写真や自然な投稿が好まれています。
インスタグラムで集客する場合、アカウント全体の統一感を重視しつつ、フォロワーにとって価値のある情報の投稿が効果的です。
集客にはインスタグラム以外のSNSも使われていますが、特徴やユーザー層が異なります。
自社や商品・サービスの相性やターゲットに合わせて活用しましょう。
特徴 | ユーザー層 | |
インスタグラム | ・画像/動画中心 ・購買まで完結できる | ・10代〜30代の女性が多い |
・テキスト/画像/動画など多様な投稿形式 ・イベントやコミュニティ運営に秀でている | ・30代以上の男性が多い | |
X(旧Twitter) | ・テキスト中心 ・リアルタイム性と拡散力が高い | ・20代が多い |
TikTok | ・ショート動画中心 ・エンタメ性が高くバズりやすい | ・10代~20代が多い |
インスタグラムは視覚的コンテンツに強いため、コスメやファッション、グルメなどのビジュアル訴求しやすい商品・サービスとの相性が良く、ブランドイメージを強化しやすいです。
ショップ機能によって購買意欲の高いユーザーへのアプローチにもおすすめです。
インスタグラムを集客に使う5つのメリット
インスタグラム集客の主なメリットを説明します。
- 低コストで運用できる
- ユーザー数が増えている
- 検索ツールとして使われている
- 商品・サービスを視覚的に訴求できる
- 消費行動を促しやすい機能がある
メリットを活かした運用を行うことで、ブランド認知の向上が期待できます。
1. 低コストで運用できる
インスタグラムはアカウントを無料で開設できるため、自社で運用すれば最低限のコストで済みます。
インスタグラムを通じてユーザーのニーズや関心を直接聞けるため、見込み顧客のニーズに沿ったマーケティング戦略を立てることが可能です。
広告を出稿するには予算が必要ですが、ターゲティング精度が高いため、ターゲットを絞り込むことで費用対効果を上げられます。
2. 検索ツールとして使われている
SHIBUYA109 lab.とMachiTagの調査によると、15〜24歳の82.9%が遊びに行く場所を決める際にインスタグラムで情報収集をしており、検索エンジンを上回る利用率となっています。
インスタグラムは若い世代を中心に検索ツールとしても定着していると言えるでしょう。
最新の情報や実際に経験した人の生の声を得られるため、公式情報よりも信頼できると感じる人もいます。
3. 商品・サービスを視覚的に訴求できる
インスタグラムは写真や動画を中心としたプラットフォームであり、ビジュアルで情報を判断したいユーザーが多く利用しています。
例えば以下のようなテーマに適しています。
- カフェや飲食店の雰囲気・メニュー
- ファッションコーディネート
- 旅行先の風景
- メイクのチュートリアル
- 簡単なレシピ
ビジュアルの良い投稿はユーザーの目を引きつけます。
特に、リール動画やストーリーズが動的なコンテンツとして注目されています。
4. 消費行動を促しやすい機能がある
インスタグラムでは集客から販売までの導線を作成できます。
1日1回を目安に定期的に投稿し、フォロワーとコミュニケーションを取ってエンゲージメントを高めることで集客し、Shop Now機能やマップ機能によって消費行動に繋げられます。
Shop Now機能 | ・投稿に商品名と価格のタグをつけ、タップするとECサイトの購入ページに誘導できる ・ビジネスアカウントとFacebookページの連携が必要 |
マップ機能 | ・世界中で撮影された投稿を地図上に一覧表示できる ・自分の周囲、特定の位置情報、ハッシュタグなどからスポットに関する投稿を探す |
Shop Now機能はアパレルや化粧品、インテリアなどのビジュアル訴求力の高い商品を扱う企業に適しています。
マップ機能は店舗ビジネスに最適で、自店舗の場所をユーザーに伝えられます。
5. ユーザー数が増えている
インスタグラムの国内利用者数は2015年(平成27年)から増え続けています。
インスタグラムのユーザーは投稿内容が好みであれば企業アカウントもフォローする傾向があるため、他のSNSよりも見込み顧客に発信を届けやすく、認知度向上と顧客獲得の機会が生まれます。
6. 拡散されやすい
インスタグラムはアルゴリズムにより、エンゲージメントの高い投稿が発見タブで表示されてフォロワーでないユーザーに届くようになっています。
拡散されるためには質の高い投稿作成とユーザーとの関係構築が必要です。
投稿はまず親密度の高いフォロワーに届き、いいねやコメントなどのエンゲージメントが投稿直後に増えることで、アルゴリズムが良い投稿だと判断して発見タブに表示されやすくなります。
そのため、フォロワーにとって有益な情報を投稿することが重要です。
7. 広告のターゲティング精度が高い
インスタグラムはMeta社のプラットフォームのため、Facebookの実名登録による信頼性の高いプロフィール情報と、インスタグラム上での行動データを組み合わせた配信が可能です。
他のSNS広告よりも細かいセグメントでのターゲティングができるため、詳細な条件で広告を配信できます。
類似オーディエンスやカスタムオーディエンスなどの高度なターゲティングもでき、広告の費用対効果を最大化しやすいです。
インスタグラム集客の手順5ステップ
インスタグラム集客は以下の手順で行います。
- KGIとKPIを決める
- ターゲットを設定する
- プロアカウントを開設する
- アカウントコンセプトを決める
- インプレッションを増やす
自社の強みを活かした投稿でユーザーのニーズを満たせると、成果が出やすいです。
1. KGIとKPIを決める
KGIは最終目標を数値で示した指標のことで、KPIはKGIを達成するまでのプロセスを評価するために数値で表した指標です。
インスタグラム集客のKGIとKPIを決めることで、目標達成のプロセスを可視化できます。
経営方針や経営課題を踏まえて具体的なKGIを設定し、KGI達成に必要な要素をKPIとして設定しましょう。
2. ターゲットを設定する
ターゲットは具体的に設定し、課題や悩みを明確にすることがポイントです。
ターゲットのニーズに合わせたコンテンツ作成やハッシュタグの選択などが可能となるため、投稿に対する反応が増え効果的な集客を行えるでしょう。

3. プロアカウントを開設する
企業が集客のために運用する場合、個人アカウントではなくプロアカウントを設定することが必要です。
プロアカウントには個人アカウントでは利用できない機能があります。
- インサイト機能
- 広告機能
- ショッピング機能
- 予約投稿機能
- カテゴリラベル
- アクションボタン
- コンタクト情報追加
4. アカウントコンセプトを決める
インスタグラムで集客する際はコンセプトが重要です。
コンセプトには3種類あります。
有益情報発信アカウント | フォロワーのニーズに沿った発信 |
ブランディング重視アカウント | ブランドの魅力を伝える発信 |
属人化アカウント | 働いているスタッフのファンを作る発信 |
コンセプトを設定することで、投稿内容や視覚的な要素に一貫性が生まれるため、フォロワーに対して継続的にメッセージや価値を提供できます。
5. インプレッションを増やす
インプレッションを増やすには、コンセプトに沿った投稿を行うだけでなく積極的に他のユーザーの投稿に反応することが大事です。
インプレッションが高い投稿を分析し、似た投稿を作成すればインプレッションを上げられます。
多くのユーザーに投稿が表示されることで興味を持ってもらいやすくなり、他の投稿やプロフィールへのアクセスも増えます。
インスタで集客する際の7ポイント
インスタグラムで集客する際のポイントは7つあります。
- ハッシュタグとジオタグを活用する
- 各投稿の役割を知る
- 双方向のコミュニケーションを行う
- 購入までの導線を設計する
- インサイトで分析する
- プロフィールを充実させる
- ネットリテラシーを身につける
成果を出すために必要なため、意識して運用しましょう。
1. ハッシュタグとジオタグを活用する
ハッシュタグとジオタグを付けて投稿することで、集客数の増加やブランド認知の向上に役立ちます。
それぞれの機能について説明します。
ハッシュタグ
ハッシュタグはユーザーが検索したときに投稿が表示されやすくするためのものです。
キャプションには最大30個まで付けられますが、現在は4〜5個程度が推奨されています。
投稿の内容や目的に合わせて、関連性の高いものをバランスよく使いましょう。
ストーリーズやプロフィールにもハッシュタグを入れられます。
独自ハッシュタグを作りキャンペーンを開催すれば、多くのユーザーがハッシュタグを使用して投稿しやすくなるため、自社の認知度向上やファンコミュニティの形成などに役立ちます。
ジオタグ
ジオタグは投稿に撮影場所や店舗名などの位置情報を追加する機能です。
近隣のユーザーや観光客が地図でスポット検索した際に投稿や店舗情報が表示されるため、来店意欲のあるユーザーに訴求できます。
また、ユーザーが位置情報付きで投稿すると他のユーザーがその場所を見つけやすくなり、来店や問い合わせにつながるでしょう。
ビジネスアカウントであれば住所や営業時間などの店舗情報も掲載できるため、より利便性を高められます。
2. 各投稿の役割を知る
インスタグラムには、フィード・リール・ストーリーズという3種類の投稿があります。
フィード | ・動画と画像を投稿できるが、画像投稿が多い ・画像は1度に10枚まで投稿可 ・ホーム画面/発見タブに表示される |
リール | ・最大90秒の縦型ショート動画 ・ホーム画面/リールタブ/発見タブに表示される ・フォロワー外にも拡散されやすい |
ストーリーズ | ・24時間で消える ・最大60秒の動画もしくは最大6枚の画像 ・フォロワーが閲覧可能 |
2025年4月現在、フィード投稿よりもリールがアルゴリズム上有利とされています。
リールは自動再生で多くのユーザーにリーチしやすいため、新規フォロワーや潜在顧客の獲得に向いています。
フィードはユーザーが自分のペースで閲覧できる投稿です。
じっくり情報を伝えたり、ブランドイメージを構築したりするのに適しています。
ストーリーズは新商品やキャンペーンの告知など、期間限定のお知らせにおすすめです。
フォロワーをストーリーズで教育して自社商品・サービスへの興味度を高めることにも使えます。
3. 双方向のコミュニケーションを行う
ユーザーとの双方向のコミュニケーションは投稿へのエンゲージメント率を高め、投稿がより多くのユーザーに表示されやすくなります。
交流を繰り返すことでユーザーとの関係性が深まり、ブランドに対するロイヤルティを高められます。
コミュニケーションを行う手段として、ストーリーズでの質問やインスタグラムライブでのやり取りなどが効果的です。
4. 購入までの導線を設計する
インスタグラムはユーザーを購買行動につなげやすい機能が多いですが、購入までの導線が整っていなければ商品購入に至りません。
まずゴールとなるECサイトや商品ぺージを決めましょう。
プロフィール欄にECサイトのURLを掲載し、ストーリーズや投稿のキャプションでプロフィールに誘導します。
また投稿画像やストーリーズに商品タグを付ければ、ユーザーが1回のタップで商品情報や価格を知って、購入ページにアクセスできます。
ユーザーをサイトに遷移させるためには、日ごろからのコミュニケーションや定期的な投稿でファンを増やすことが重要です。
5. インサイトで分析する
インスタグラムのインサイトでは、以下の内容を確認できます。
フォロワーの属性 | ・年齢層、性別、地域などの基本的な属性情報 ・フォロワーがアクティブな時間帯 |
投稿のパフォーマンス | ・リーチ数 ・インプレッション数 ・エンゲージメント率 |
コンテンツの効果 | ・どのような投稿が高いエンゲージメントを得ているか ・投稿の流入経路 |
アカウント全体の傾向 | ・フォロワー数の推移 ・プロフィールへのアクセス数 ・アカウントのリーチ数 |
投稿のリーチ数やエンゲージメント率、保存数などの指標を確認すれば、どのような投稿が効果的だったかを客観的に分析できます。
データをもとに効果測定や現状分析を行い改善していくことで、アカウントを継続的に成長させられます。
6. プロフィールを充実させる
プロフィールは「誰が」「何を」「誰に向けて」発信しているかを明確にし、フォローするメリットを端的に伝えることが重要です。
プロフィール文は150文字までしか記入できず、最初の4行しか表示されません。
どのような情報を発信しているのか、どのようなビジネスをしているのかを最初に簡潔に書きましょう。
名前・ユーザーネーム | 検索されやすく、わかりやすいもの |
アイコン | 顔写真やロゴなどを用いて信頼感・親しみやすさを重視 |
肩書き・テーマ | 何をしている人か・どのような発信かを一言で書く |
プロフィール文 | アカウントの特徴・メリットを明確に書く視認性アップのために絵文字を適度に活用 |
外部リンク | ECサイトやブログなど、誘導したいページ |
ハイライト | 自己紹介やサービス案内、Q&Aなどのまとめ |
7. ネットリテラシーを身につける
インスタグラムで情報を発信する際には、個人情報の取り扱いや著作権や肖像権の侵害に気をつけなければなりません。
ネットリテラシーを高めるためにはセキュリティ対策の知識を身につけ、情報の真偽を見極める力を養うことが大事です。
インスタグラム集客の事例3選
インスタグラム集客の事例をコンセプトに分けて紹介します。
デリッシュキッチン | 有益情報発信アカウント |
スターバックス | ブランディング重視アカウント |
おにぎり専門店ひとつぶ | 属人化アカウント |
1. デリッシュキッチン
デリッシュキッチンは旬の食材を使った献立や時短料理のレシピを投稿する動画メディアです。
フィードやリールの動画で作り方を見せ、キャプションで材料と手順を説明しているため、料理の苦手な方でも作ってみようという気になります。
詳しいレシピを見るために無料アプリへの誘導を行い、利用者数の増加を狙っています。
2. スターバックス
スターバックスのアカウントでは、新商品の案内やスタッフが出演する動画の投稿を通してブランドの魅力を伝えています。
スターバックスのフォロワーはスターバックスのファンであることが多いため、早く最新情報をキャッチしたいというニーズを満たし、来店を促進しています。
3. おにぎり専門店ひとつぶ
おにぎり専門店ひとつぶのアカウントでは、新規オープン100日前からカウントダウン形式で次第に店舗が完成していく様子を投稿していました。
投稿を見ているフォロワーは応援している気分になり、オープンしたら買いに行こうと考えます。
顔出しで奮闘している姿を見せて、店や商品だけでなくオーナー自身のファンを作ることで、集客できる好例です。
インスタ集客で自社のファンを増やそう
この記事では、インスタグラムで集客を行うメリットや方法を説明しました。
インスタグラムではユーザー間のコミュニケーションを重視しています。
フォロワーとの対話を大切にし、コメントへの返信やDMでの対応を心がけることで、信頼関係を築けます。
継続的に運用することで成果を上げられるため、自社でもインスタグラムでの集客に取り組んでみてはいかがでしょうか。
「集客を増やしたいけど、広告を打つ予算はない…」
「自分の商品はどうすれば知ってもらえるんだろう?」
と悩んでいませんか?
中小企業/個人ビジネスでは集客に使える予算も少なく
結局は自分が足で集客している…という方も多いのではないでしょうか。
集客がうまくいっているビジネスでは一体どんな方法を使っているのか?
それを
年間6,000人を集客している”ラーニングエッジ式”集客法
「67の集客システム」として限定公開しています!

これは、年間6,000人以上もの見込み顧客を増やしている
67の集客施策をチェックリストとしてまとめたPDF資料です。
「広告で増やしているだけなんでしょ?」
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広告を使わず「無料で」集客しており…
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#インスタ集客